「一度でいいから、大谷選手を現地で見たい」
そう願う親の夢を、親孝行として叶えてあげたい。
その一方で、
足腰に不安がある親を連れての海外観戦には、想像以上の難しさがあります。
普段は元気に見えても、
長距離の歩行や段差に不安がある場合は特に注意が必要です。
本記事は、
実際に親世代と現地観戦を経験した中で感じたことをもとにまとめています。
結論
親世代とのMLB観戦は、次のいずれかを選ぶことが重要です。
- 移動・席・サポートをまとめて任せる(ツアー・パッケージ)
- すべて自分で手配する場合は「席と導線」を厳密に設計する
このどちらかが欠けると、現地で思い通りに観戦できない可能性があります。
バリアフリー席(Accessible Seats / ADA席)を個人で取る場合は、
購入画面でAccessible / ADA席を選べるかを確認します。
実際の画面操作や、どこでADA席を選ぶのかは別記事で画像付きで解説しています。
▶︎[初めてでも安心!MLBチケットの買い方|画像で解説:バリアフリー席の選び方]
高齢の親とのドジャース観戦で大切なのは『移動』と『席までの導線』
今回の観戦では、対照的な2つの体験がありました。
■ JTBの送迎で観戦できたケース。ただし席までの導線には課題が残った
そのご夫婦は、JTBの送迎サービスを利用されていました。
ホテルから球場までの移動だけでなく、添乗員の方が席の近くまで付き添ってくれたと聞いています。
帰りも迎えに来てくれる予定だったそうです。
ご本人は
『とても有り難かった。でも添乗員の方の心使いで、今回はラッキーだったかもしれない。』
と話されていました。
そのため、すべてのプランで同じ対応が受けられるとは限りません。
それでも、私たちが利用した別の送迎サービスでは、
ここまでの対応は難しかったと思います。
このときは、日系大手の旅行会社ならではの配慮を強く感じました。
この時、
見た目には元気でも、「長く歩かない前提」で
計画することが安心につながると感じました。
この条件が揃うかどうかは事前に確認しておくと安心です。
※プラン内容やサポート範囲は、時期・商品により異なります
■ 見落とし:送迎があっても、席までの階段でつまずくことがある
ただし、
このときの席はバリアフリー席(Accessible Seats / ADA席)ではなかったため、
送迎や付き添いがあっても、席までの導線確認は別で必要だと感じました。
- 上階席までの階段は非常に急
- 杖での移動は現実的ではない
このときは添乗員の方の配慮で対応できましたが、
個人手配であれば難しかった可能性があります。
つまり、
送迎だけでは不十分で、「席までの導線」も同時に考える必要がある
ということです。
■ 実際に起きたこと:個人手配で見えた限界
翌日のパドレス戦では、完全に個人手配でした。
駐車場から入口までの距離は約150m。
健康な人であれば問題ない距離です。
しかし、
- 強い日差し
- 足元への負担
- 車椅子手配の不明確さ
が重なり、
その距離が大きな負担となりました。
結果として、その方は観戦を断念されました。
健康な人には短く感じる距離でも、
親世代にとっては大きな負担になることがあります。
親孝行のドジャース観戦で必要な2つの条件
この経験から明確になったことがあります。
必要なのは次の2点です。
- スタジアム入口までの移動手段
- 席まで階段なしで到達できる導線(エレベータの位置確認など)
どちらか一方では不十分です。
両方を満たして、初めて安心して観戦できます。
ここで注意したいのは、チケットを取れたことと、
無理なく席まで行けることは別だという点です。
通常席の場合、階段・坂・長い通路・混雑が負担になることがあります。
杖を使う方や長距離歩行に不安がある方は、
ADA席や階段なし導線を前提に考えた方が安心です。
親とのドジャース観戦は『ツアー』か『個人手配』で準備が変わる
■ ① 確実に観戦を成功させたい場合
次の条件をすべて満たすプランを選ぶのが現実的です。
- 観戦チケット付き
- スタジアム送迎あり
- バリアフリー席の確保
- 現地サポートあり
ただし、
すべてのプランでバリアフリー席(Accessible Seats / ADA席)や
車椅子対応が確約されるとは限りません。
親の歩行状況を伝えたうえで、
送迎・席・球場内の導線まで確認することが大切です。
特に確認したいのは、次の4点です。
- ADA席や階段なしの座席を相談できるか
- ホテルから球場までの送迎があるか
- 送迎車を降りてから入口までどのくらい歩くか
- 球場内でどこまでサポートがあるか
親世代との旅行では、この点が大きな安心につながります。
JTBのMLB観戦プランや相談サービスを使う場合も、
“車椅子対応できますか?”だけでなく、“席まで階段なしで行けますか?”まで、
相談しながら
自分の状況に合う形を整理しておくと、
選びやすくなります。
※プラン内容やサポート範囲は、時期・商品により異なります
■ ② 個人手配で進める場合は、席の位置と導線を自分で確認する
個人手配で行く場合、
最初に確認したいのが、バリアフリー席(Accessible Seats / ADA席)です。
米国ADAの考え方では、
Accessible席の購入時に障害証明書の提示を求められることは原則ありません。
ただし、座席数・同伴者席・球場内サポートの範囲は球場や販売サイトによって確認が必要です。
ツアーより自由度は高くなりますが、
次の条件は必ず確認しておきたいところです。
- 当日の動線を事前に確認できるか
- バリアフリー席(Accessible / ADA席)が選べるか
- ある程度歩ける場合は、通路・トイレに近い席を選べるか
- スタジアム入口までの送迎手段を確保できるか
ある程度歩ける親は、前方席より“通路に近い席”が安心な場合もある
特に見落とされがちなのが『席までの経路』です。
バリアフリー席が取れれば安心ですが、
ある程度は自分で歩ける親の場合は、
通常席の中でも座席位置を工夫する選択肢があります。
たとえば、各セクションの前方席はグラウンドに近い一方で、
席によっては階段を下りて向かい、帰りに上る必要があります。
そのため、階段の上り下りが不安な場合は、各セクションの上段側、
つまり通路や出入口に近い列も候補になります。
“前の方の席=親にとって良い席”とは限りません。
親世代との観戦では、見やすさだけでなく、席までの階段の少なさを優先して選ぶことが大切です。
トイレやエレベーターの場所等を含め、
球場内導線をすべて自分で確認する必要があります。
ここで、個人の手配がやはり難しいと感じた場合は、
旅行会社に相談して、親の体力に合う観戦方法があるか確認するのも選択肢です。
※プラン内容やサポート範囲は、時期・商品により異なります
親の体力別|おすすめの手配方法
ここまでを踏まえて、判断の目安を整理します。
- とにかく安心して観戦したい
→ 添乗員同行・送迎付きプラン - 自由に動きたいが移動に不安がある
→ フリープラン+送迎オプション - 自分で全て手配したい
→ ADA席+送迎を個別に確保
迷う場合は、「どこまで自分で管理できるか」で考えると整理しやすくなります。
プラン選びの目安
- 添乗員同行ツアー
→ サポートを重視したい方、初めての方 - フリープラン+送迎
→ 自由度と安心のバランスを取りたい方 - 現地オプションのみ
→ ある程度慣れている方向け
※価格や内容は時期によって変わるため、最新条件を確認して判断するのが安心です
条件の良いプランは、時期によっては早い段階で埋まることもあります。
まずは無理のない条件で実現できるか、今の状況を一度確認しておくと安心です。
MLB観戦全体の費用・持ち物・座席選びをまとめて確認したい方はこちら
▶︎ MLB観戦旅行ガイド|チケット・座席・費用・持ち物まとめ
親とのドジャース観戦で後悔しないために
ドジャース観戦は、杖や車椅子でなくても、
親世代にとっては負担が大きくなる場面があります。
だからこそ、
- 入り口までの移動
- 席までの導線
この2つを事前に整えることが重要です。
親は「大丈夫」と言ってくれることが多いですが、
現地ではその前提が通用しない場面もあります。
準備の質が、そのまま当日の体験につながります。
▶︎親の歩行状況に合うドジャース観戦プランをJTBで相談する
※プラン内容やサポート範囲は、時期・商品により異なります
大谷選手の打席を、安心して隣で見守るために。
無理のない形で実現できる方法を選ぶことが大切です。
現地で、
- 無理をさせてしまった
- 結局観戦できなかった
という後悔だけは避けたいところです。
